コース案内
清和の魅力探訪ウォーク2 鹿野山山麓で深まりゆく秋を堪能
鹿野山の懐に広がる東粟倉と東西猪原集落、小糸川清流と丘陵地に暮らす人々の長閑な情景と往時の思いを描きながら、清和公民館を拠点にして歩く。
公民館下の粟倉橋、下を流れる川は小糸川で河川を覆うようにミズキやモミジの広葉樹が植生していて秋は紅葉が素晴らしい。
粟倉橋を渡り国道465号へ。国道と交差するとすぐに左折し小道を進む。やがて左に馬のミニ牧場があり、さらに進むと坂道に、左手が大きく開け鹿野山、浅間峰、秋元城などがダイナミックなパノラマとなって広がる。とても良い眺めだ。
坂道を上り詰め右手に急カーブを進むと東粟倉の集落、東粟倉自治会館と防災無線放送塔があり、やがて旧県道と交差する。
左折し進むと目の前に房総スカイライン入り口交差点が見えてくる。国道下のトンネルに入らず左折の急坂を登ると交差点に出る。
交差点を渡ると愛宕神社の赤い鳥居がある。鳥居をくぐると本殿への急な階段が天に届かんばかりに続いていて、とても圧巻だ。愛宕神社は火伏の神様だ。
参拝後は再び急階段を下りる。階段は登る時より下る方が危険だ。手すりにつかまって安全に降りよう。
国道465号の歩道を清和県民の森方向へ進む。やがて東粟倉バス停を過ぎ、さらに進むとカーブの中間点右側に小道があり柿山田オートキャンプガーデン入り口の案内板が見えてくる。
案内板に従い小道を下るとキャンプ場だ。池や水車・駐車場を通り過ぎ、管理棟で了解を得て場内を散策しよう。夏はせせらぎで水遊びも出来る。
次に西猪原の諏訪神社へ歩く。もと来た道を国道465号東粟倉バス停まで戻り、右折し小道を進む。しばらくすると房総スカイライン橋梁下になる。ここから大きな切り割りの道を歩きやがて山間の小さな田んぼ道になり、梨の木沢に架かる15m程の橋梁を渡る。沢水に目を凝らしていると小魚の泳ぐ姿を見つけることが出来るかもしれない。
橋梁先の交差点を左折し進む。杉や孟宗竹の林を抜け、隧道を開削した先にはポツンと一軒家の如く旧家がある。とても長閑な風景だ。旧家を過ぎると左手に炭窯があり昭和40年代頃まで炭が焼かれていたようだ。
さらに進むと道路の左側は平成19年の台風15号被害による倒木が風台風の凄さを物語っている。道は少しずつ上り坂になり左手に長屋門のある家の下を右に進む。やがてゴミ集積場の丁字路になり左折し進む。直進すると曹洞宗東田寺がある。
しばらく進むと地蔵様がある十字路交差点があり左折すると突き当りに諏訪神社がある。この神社境内には大人三人が手をつなぐほどの大木、栃の木がある。十一月には栃の実が境内一面に落ちる。とても珍しい風景だ。隣接して真言宗自性院があるので参拝しよう。
もと来た道を十字路まで引き返し左折し北へ向かって進むと県道92号出る。
県道を突き抜け右手に消防分団機庫を見ながら左の市道を進むと丁字交差点があり路肩に如意山久原寺の案内板がある。矢印に従って直進すると久原寺入り口になり上総八十八箇所第七十五番の石碑が参拝者を迎えてくれる。
久原寺は寺伝によれば、聖徳太子の草創により永延年(987)僧源信が市宿久原に仏閣を再建し地名に因り久原寺としたとされ、四百年後の嘉慶年(1387)西猪原に遷座し如意山総持院久原寺と号した。久原寺は秋元城の鬼門に在し鬼門除けのお寺といわれている。
参拝後久原寺入口交差点を右折し圃場整備された田地の道を鹿野山を背にして進むと丁字交差点になる。
出発地の清和公民館はもう少しだ。右折し出発点の清和公民館へ向かう。やがて粟倉橋に到着。公民館への坂道を上ると駐車場に到着だ。お疲れ様でした。